味の素は、日本人にとって身近な調味料のひとつです。
しかし、その一方で、味の素は体に悪い、危険だという声も少なくありません。
結論から言うとそれぞれの考え方次第ですが、わたし個人としては「わざわざ家でまで使いたくない」と考えています。
(外食やお菓子などで意識せずに摂ってますしね。。。)
今回は、味の素が嫌われる理由と、体に悪いや危険だという噂の真相について、徹底調査しました。
偏食だった息子もこれで出汁をとるとお味噌汁を飲んでくれるんです!!
一度試してほしいですし、ギフトにもぴったりです!
味の素はなぜ嫌われる?
味の素はなぜ嫌われるのか味の素が嫌われる理由をまとめます。
味の素が嫌われる理由は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
「化学調味料」という名称
味の素は、グルタミン酸ナトリウムという化学物質を主成分とする調味料です。
そのため、「化学調味料」という名称から、人工的な物質で、体に悪いのではないかというイメージを持たれることがあります。
味覚障害を起こすという噂
味の素を使いすぎると、味覚障害を起こすという噂があります。
この噂は、1968年にアメリカで行われた研究で、味の素を大量に摂取したラットから、味覚障害の症状が見られたという結果に基づくものです。
しかし、この研究は、ラットに味の素を人間の摂取量の100倍以上を摂取させたものであり、人間の摂取量では、味覚障害を引き起こす可能性は極めて低いと考えられています。
外国では禁止されている?
味の素は、アメリカでは使用を禁止されています。
アメリカで味の素が禁止された背景には、1968年の「中華料理症候群事件」が挙げられます。
その当時、中華料理を食べた少数のアメリカ人が食後に炎症を経験し、眠気、顔面の紅潮、かゆみ、頭痛、体の痺れなどの症状が現れました。
この事件が契機となり、使用されていた調味料が健康に悪影響を与える可能性が疑われるようになりました。
ただし、後の研究により、グルタミン酸ナトリウムの摂取と「中華料理症候群」の関係は否定されています。
体に悪いや危険っていうのはデマなの?
体に悪いや危険と言われる味の素ですが、デマなのでしょうか?
結局どうなの?っていうところを調べてみたいと思います。
FAOやWHOの専門家会議において「通常の量であれば問題ない」とされるので単純に「悪いもの」とは言えません。
でもデマとも言えないと思います。
味の素は遺伝子組み換えのサトウキビを使っている
「味の素」は、放射線を使用して遺伝子を変更したサトウキビから生成されます。
放射線は体内の細胞を損傷する可能性があり、特に生殖器や造血幹細胞に影響を与え、生殖機能や造血機能の低下を引き起こすかもしれません。
この事実が少し不安に感じさせられるかもしれませんが、現時点では科学的な証拠がないため、「味の素」が造血機能や生殖機能にどのような影響を与えるかは分かりません。
健康被害が出ている
一方で、いくつかの健康被害は確認されており、これらは海外の研究でも裏付けられています。
最初に挙げられるのは、多量摂取による脳障害で、頭痛、嘔吐、緑内障、味覚障害などが含まれます。
グルタミン酸ナトリウムは、多量に摂取すると脳の海馬や視床下部に影響を与えることが明らかになっています。
中華料理を食べた後に、唇のしびれや味がわからないといった症状があるかもしれませんが、これは脳の海馬が刺激され、味に関する幻覚が生じるためです。
アメリカでは、グルタミン酸ナトリウムの幼児への摂取が禁止されており、これは脳障害の危険性があるためです。
痛風の発症率があがる
次に、グルタミン酸ナトリウムがアミノ酸系調味料であることからくる痛風のリスクが挙げられます。これが蓄積すると、痛風の発症率が高くなります。
理由はシンプルで、痛風の原因は核酸に含まれるプリン体の代謝産物である「尿酸ナトリウム」です。
結局のところ、グルタミン酸ナトリウムの体内への蓄積は危険であり、長期にわたる「味の素」の多量摂取には十分に気を付ける必要があります。
味の素は買ってはいけない?
個人的には「味の素」は買ってはいけないと考えています。
ただし、「味の素」を摂取したからといって、すぐに病気になることはありません。
「味の素」の危険性は、むしろ摂取頻度の高さにあります。これについて詳しく説明します。
「味の素」は私たちが普段購入する様々な食品に含まれています。
お菓子、スープ、カップ麺、カレールウ、かまぼこ、漬物、焼き肉のたれ、麺つゆ、ドレッシングなど、「味の素」は私たちの食生活に浸透しています。
そして、「味の素」の最も難しい点は、塩や砂糖とは異なり、過剰に加えても味が濃くなりにくいことです。
ですので、気づかぬうちに「味の素」をたくさん摂取してしまうことがあります。
「味の素」は味に深みを与え、味付けを容易にしてくれる便利な調味料ですが、摂りすぎにはくれぐれも気を付けるようにしましょう。
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